ここ半年くらい 急に右肘が痛むようになりまして・・
正直、肘が痛くなる。ってのははじめての経験だったので
なかなか面白い発見がありました。

そもそも、関節痛にもいろいろと種類があって
例えばテニス肘やゴルフ肘と呼ばれるものは動かしすぎて炎症が起きてしまっている状態を言うのですが
本当に炎症を起こしている状態では、当然整体は手出しすることもできません。

でもそもそもなぜ炎症が起きてしまったのか?
というところに着目すると、整体が手出しをする隙が見つかるかもしれないんです。

開業前、前職のころ調理の仕事をしていて毎日20食ほど調理をしていたもので
大鍋を振り回す日々のせいで、手首や肩を痛めたことはあるんです。
でも肘が痛くなったのは今回が始めてでした。

そもそも肘の痛みって肩や手首よりは出にくいものなんです。
なぜってカタチが単純だから。

人間の肩ってとても成功にできていて稼働域がすごく広いんです。

屈伸
肘痛4
内外転
肘痛3
内外旋

肘痛6

あと水平の内外転も可能です。
これらの動きを組み合わせれば”全ての基本面で動くことが可能”ということになります。

それに比べて肘は90度の屈伸のみ。

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上腕二ち卯
上腕3頭筋

なぜこんなに可動域が違うのか。

理由は関節の構造です
肩関節は”球関節”といって、
肘痛7
骨頭が凹部にはまっていて全ての方向に動くことが可能です。

肘関節は”蝶番関節”といって、
肘痛8
決められた一方向にしか動けません。これは膝と同じ構造です。
人間の作るものでもそうですが形あるものは 単純なのもほど丈夫なんです。

だから肘や膝は、よっぽど使い過ぎた時か
もしくは 片側に偏った使い方を続けた時にしか、痛みません

ちなみに手首は
屈伸
肘痛9
内外転
肘痛10
が出来ます。
(※前腕の回旋は肘関節の動きでも手首の動きでもなく
トウ尺関節、といって 前腕のトウ骨と尺骨の回旋となります。)