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ハイヒールを履いている脚は
当然 基本”爪先立ち”の状態です。

ヒール無しでの爪先立ちなんて
とてもじゃないけど一日なんてやってられませんよね?

だけど、ヒールを履いていても
”一日中爪先立ち状態”になっている人が多いんです。

人間の重心は左右の土踏まずの真ん中が理想といわれています。
つまり 土踏まずあたりに乗るイメージで立っていると
無駄な力が要らずに立てるはずなのですが

ヒールを履くと(特に歩くとき)
つま先から歩く または つま先に乗っている人が居るのです。

ハイヒール8

ピンヒールなんか(履いた事ないけど)不安定な感じがして
かかとに体重をかけるのが怖そう。
履きなれないひとなら当然

ハイヒール9

履きなれている自信がある人でも ちょっと気をつけてみてください
ヒールの上にしっかり体重のせられてますか?

まずは動かず立つ際 足の裏の重心を感じてみてください。
かかとに乗れれば、間違いなく極端な荷重バランスの崩れはなくなります。

そして次のステップは″歩くとき″

ペタ履で立っている脚は 通常膝は伸びきってます。

ニンゲンの膝は、伸びきった時
膝したが左右に回旋する動きにロックがかかります。

ハイヒール11
逆を言うと、膝が少しでも曲がっていると
膝したは自由に回旋できる状態なのです。

ヒールを履いていて一番問題なのは
膝が曲がった状態で荷重をかけている可能性があること。です

膝が曲がっているため
膝下を固定するためにモモの前面と後面内側に必要以上の負担がかかります。

ハイヒール12

更に 立ったまま止まっている時は
こういう姿勢。
これは”階段登りかけ”の状態でキープしているようなものです。

負担がかかるのは、やはり前モモと内モモ。

次回以降この膝上の腰痛の原因となるコリをほぐすケアをお伝えしていきます
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前回の解説でハイヒールで主にどこに負担がかかるかを説明しましたね。

もちろん一口にハイヒールでかかる負担と言っても
実際はいろいろなパターンがあります。

今回お伝えする方法で改善しない場合は
別の部位のケアが必要な場合もありますので
ご理解いただいたうえで挑戦してくださいね。

前回までかかとが浮いている”不安定さ”ゆえに 膝が伸びきらず
前モモ、外モモに過剰な負担がかかっている場合がある
と解説してきました。

ということで、ハイヒールによって負担がかかってしまっているであろう部分をまずはケアしていきます。

はじめは外モモ

大腿筋膜張筋たたき. 完

けっこう痛いので”イタ気持ちいい”範囲で行うように注意してください。

女性は、ヒールがない靴でも立ち仕事の方はここが痛い場合が多いです
痛ければ痛いほど 丁寧に。

次に先ほどゆるめた外モモの筋肉を 今度はもみほぐしていきます

大腿筋膜張筋 ほぐし

「ばっちり腰痛がでています」という方には
とくに痛い部分です。

トライして痛かったら まずはタオルなどをかませて
刺激を和らげて挑戦してみてください。

次に、”膝が伸びきっていない状態”のために負担のかかる
もうひとつの筋肉 前モモのケアです。

腸腰筋・四頭筋ストレッチ(横

前モモも、普段はあまり意識しない部分なので
ストレッチしてもはじめは何も感じない人がいます。
じっくり引っ張って、ちゃんと前モモに意識を集中させて
伸びている感じを味わってください。

それでも”何も感じないわ”という方が たまにいらっしゃいます。
そんな方にはこちら

四頭筋スト(仰向け

これはかなり効きます。
じっくり深呼吸しながら しっかり伸ばしてあげてください。

ここまでで”負担がかかっている部位”のケアは終了です。
最後は骨盤周りで
ハイヒールのせいで”使えていない”筋肉を よりアクティブに
ゆるめていく方法をお伝えします。
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前回は、ハイヒールを履いたときにダイレクトに生じる
コリのおおもと、ふくらはぎをケアする方法をお伝えしました。

今回は、生じた”腰痛”にフォーカスするため
もっと腰部に近づいてケアしていきます。

筋肉がこるということは、”固まっている”ということ。
腰部に近い筋肉は、腕や脚と違って
自分で揉んだりストレッチするのはちょっと難しくなってきます

そういう場合はとにかく「動かす」ことです。
なので  ハイヒールを履く=若い(カラダが若い。気持ちが若い)
という方程式のもと、
わりとアクティブなエクササイズ系のケアを選んでみました。

まずはとにかく骨盤を動かします。
骨盤足踏み
つづいて

自転車こぎ

これが難しいのですが、どうしてもできてる自信がない方にはこちらがおススメ

おしり歩き

この方法なら間違いなく骨盤が動きます。
そして最後にストレッチ

これで完璧。のはず。

それでもハイヒールを履くたびに腰痛が起こるようでしたら
まごのて庵 にご来院ください
歩き方の指導をいたします。