美しい姿勢は”疲れない”

立つ赤ちゃん

崩れた姿勢の原因は、ずばり「重心のずれ」から来ています。立ったばかりの赤ちゃんにはたいした筋力はありません。
だから彼らは、この「重心のバランス」だけで立っているのです。

これを逆に考えると、必要以上に頑張らなくてもキレイに真っ直ぐ立てる。 ということなのです。

簡単な説明をひとつ。

重いものを持つ負担1
重いものを持つ負担2


ここに重い荷物があります。 これを持ち上げるとき、AとBどちらが楽に持ち上げられると思いますか?

これは簡単。Bですね 重心(重い荷物)は支点(足)の近くにあった方が、より楽に持ち上げられます。 小学校で、こんな勉強しましたよね。

てこの原理1
てこの原理2


同じ重さのもの図のような状態で持ち上げるなら、Aの方がBより小さい力で持ち上げられます。
つまり、荷重がかかる部分が支点(地面と接している部分)より遠ければ遠いほど、それを支えるには大きな力がいるのです。

ところで、人間のあたまってどれくらいの重さだと思いますか?

実は大人で5~7㌔ぐらいあるのです。
ボーリングのたまでいうと11~15ポンドといったところ。
そう。人間の頭って、以外に重いのです。 ,,,ということは

姿勢 横姿1

AよりBの方が、頭を支えるための負担が大きいことは想像ができますよね。

姿勢 横姿3

特に背中から首にかけて負荷が大きいのははっきりしています。

重心の崩れ → カラダの各所に負荷 → こり→ 他の部位を引っ張り、全体的に姿勢が崩れる。

最初に述べたとおり、バランスよく立てると、体はリラックスしていられるのです。
無駄に力の入っていない体は、日常の何気ない動作でも程よく動くことができ、それが筋ポンプとなり血流をうながしてくれます。

血流がよくなれば老廃物は効率よく排除されて、より多くの筋を日常的に動かせることから 結果新陳代謝はあがり、太りにくくなるというおまけ付き。

そして何より、その姿勢はとてもキレイなのです。