とはいえ一度傷めて炎症が起きてしまった筋肉
サポーターをしていてもやはり負荷を掛けると痛いものです。
そこで更に工夫をしたのが

肘痛14

なべを体に引き寄せて持ち上げるようにした。ということ。
つまりこの姿勢の改善が、手首の痛みを改善させるキーだったわけです。
前述の第三種てこ。

肘痛2

支点から作用点が離れるほど、作用点部にかかる負荷が大きくなると解説しましたよね。
なべを体に引き寄せると

肘痛13 >>>肘痛14

水平方向で、肘(支点)と手(作用点)の距離は縮まります。

そしてもうひとつ気をつけたのが、手首の角度
それまでの、手首の内転(トウ屈)の筋に負担のかかる持ち方を改め

肘15

膝を使い、肘を鍋より下に落とし込んで

肘16
手首を立てにして 取っ手を持つようにしました。
これで手首に負担はかかりません。

この二つのポイントで手首の負荷が減って、痛みがなくなったんです。

これに懲りて、それからは手首をいたわるように気をつけてます。
皆さんもぜひ気をつけてくださいね。
テニス肘、ゴルフ肘などは、スポーツにより肘に負担がかかり関節胞で炎症が起きるものですが

今回の私の肘痛は 炎症は起きていないようだでした。
痛いのは触ったときではなく、ある一定の動きをしたときだけ。
そこで 私の生活の中で、何が肘に負担をかけているのかを考えて

たぶん、原因は”肘の動き”ではない。  と考えいました

だって自分の生活で、ここ半年ほどの間に
肘に急激に負担がかかるようなものは発生してなかったので・・
では なんだろう?

思いついたのは”手首”の動きでした。
骨格筋は骨格を動かすためについているので
当然、動かしたい関節をまたいで別々の骨に付着しています。

肘13
これが、たまに二つの関節をまたいで付着するものがあるんです。

肘14
そして、手首を動かす筋肉の中には
肘関節も同時にまたぐものが、多数含まれていたからです。
肘の痛みの原因として私が着目したのは、肘と手首にまたがる筋肉。


m長トウ側手根伸筋 m長掌筋
mトウ側手根屈筋 m尺側手根屈筋
m尺側手根伸筋 m小指伸筋
m浅指屈筋 m総指伸筋

これらの筋肉は、基本手首や指を動かすためについているのですが
出だしは肘の上、上腕骨からなのです。
だから手首の動きに偏りがあれば、肘に痛みが出ることもある。

と考えたのです。
私の生活の中で手を使うことといえば

 整体の施術
 楽器の演奏

まず第一にこの二つが考えられましたが

肘の痛み出した時期を考えると、
どちらももう何年も行っていることで
痛みは一年前に始まったばかり。
そこで、対策を考えるために 一年以内に私の生活に起こった変化を考えた結果

見つかったのは ”髪を切った”という結果でした。
それまでずっと伸ばしていた髪をばっさりと ショートボブに切ったんです。
髪を切ったことがなぜ肘の痛みにつながるのか それはまた次回解説します。