3月28日 まごのて庵にて”おんぶセミナー”を開催しました。

当日は女性客の多い女性整体師が集まって
より身体の負担の少ないおんぶやだっこについて話し合いました。

これからまとめるお話は
あくまでも”こんな考え方や方法もある”という意味で
まとめさせていただきました。
なので”これが正しい”というわけではありませんので
ちょっと違った角度からのおんぶ子育てについて覗いてみる
という気分で読んでいただけたらうれしいです(^^

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このおんぶの会では
“へこリング”という いわゆる”兵児帯”を改良した
現代版おんぶ紐を活用した
昔懐かしいおんぶを提唱しています。

まごのて庵のお客様でも
最近こういうタイプのだっこ紐を使っているヒトがとても多いんです。
おんぶ1

おんぶにするとこんな感じ。
おんぶ2
対して今回のおんぶの会で提唱していたおんぶはこんな感じ。
おんぶ7

おんぶの会主催者の有希子さんいわく
「この位置でおんぶをすると、
赤ちゃんの視界がお母さんと一緒になるので
お料理をしていても、洗濯をしていても
お母さんと一緒にやってる気分になれるみたいで
飽きないみたい。
機嫌よくしててくれるョ(^^」とのこと

確かに低い位置では赤ちゃんには
お母さんの背中しか見えない・・・

でもこのおんぶ
身体の使い方のプロから見ても、とても理にかなっています。

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へこリングでのおんぶ
おんぶ7
このおんぶ 身体の使い方のプロから見ても、
とても理にかなっています。

重いものを持ち上げるとき、
対象のものと自分の重心を近づけたほうが楽なのは
物理的に考えれば、当然です。

おんぶ15>>>おんぶ13

たとえば、同じ重さの荷物を抱える時 ガッツリ抱え込むとの
身体から離して持ち上げるのでは、
腕にかかる負担は比になりませんよね?

江戸の小売業者が担いでいた天秤棒だって
Water_Vender(Harunobu)
両側の荷物の重心に肩と腰を入れるから持ち上げられるんです。
これを両手に持ってたりしたら 一日中売り歩くなんて、到底無理!

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人間の重心はお臍のラインにあります。
おんぶ32

アフリカの女性が 大きな荷物を
頭に乗っけて歩いている映像を見たことがあると思います。
あれも、重心のラインの真上に荷物の重心が重なっているので
乗っけている本人は涼しい顔、してますよね。

女性はもともと、骨盤の動きが柔軟なヒトが多いので
おんぶをする時は、自然と骨盤を前に倒し
ちょっと前傾になって、背中に赤ちゃんを載せる空間を作ります。
おんぶ12

このエリアに赤ちゃんを乗せるのが、へこリングでのおんぶなんです。

庵主はまだ子育て経験がないので
オンブも改めて体験してみないとわからないもので・・・
で、お客様の赤ちゃんに協力してもらって
おんぶしてみたわけですよ。
おんぶ5

この、流行のだっこ紐でのおんぶ、これはどちらかというと
反らせた骨盤に、直に赤ちゃんが座っている感じでした。
対してへこリングのおんぶは、赤ちゃんが背中にべったりへばりついている感じ。
おんぶ7

続きます。

整体院まごのて庵